Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

井上 聡太

スペイン

大学が楽しい

井上 聡太さん

教育学部英語教育コース
留学期間:2017年9月~(留学7ヶ月目)
留学先:アルカラ大学

 タイトルの通り、第二学期が始まってから日々大学に行くのが楽しみになっている。

 その理由として、もちろんこちらでの生活に慣れたこと、友人が増えたことなどもあげられるが、なによりも大学の講義にやりがいを日々感じられていることが一番大きいように感じる。というのも、前期は教育分野でありながらも自分の真の専攻分野とは異なる講義を受講していたため、それ故に学ぶことは多々あったものの、授業自体にそれほど面白さややりがいを感じることはなかったからである。それに比べて今学期受講しているクラスは共にCLILの内容を取り扱っており、自分の専攻分野である英語教育に大きくかかわる部分であり、またCLILについて学ぶことはこの大学に交換留学を希望した理由の一つでもあったので、毎日の講義が楽しみである。特にCLIL自体がヨーロッパで発展した教育的なアプローチであるということもあり、この分野の研究については日本よりも大分発展しているようで、日本でCLILについて学んだ時には知り得なかったことを新たにたくさん学べていることが今の自分をモチベートしている一番の大きな理由であるように思う。ただ、どちらのクラスも前期の講義に比べて求められている英語力が高く、3年生の講義については受講条件として最低でB2+レベル程度の英語力を保持していることが掲げられており、C1以上の英語力があるような学生も少なくない。留学生活を通して英語力の高まりをわずかには感じられているとはいえ、この環境で講義を受講することはまだまだ自分には容易なことではない。おそらく今までの自分ならこの環境に臆していたように思うが、今はどうにかしてその環境に食らいついていきたいという思いの方が強く、これはそれほどに今の自分が学びに対して面白さややりがいを感じているということの現れなのだと思う。

 このように留学は今まで自分が知り得なかったことや新たな気づきに満ちていると心の底から思う。留学生活もあと二か月と少し。少しでも多くのことを吸収して帰れるように公私ともに充実した日々を送っていきたい。

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 2月末に行ったスペイン南部に位置するマラガとミハスでのもの。ボランティアを通して知り合ったイギリスに留学中の友人と旅行に行ったのですが、スペイン料理とワインを共に嗜みながら自分の留学生活について語った時間はとても有意義なものでした。